正徳4年より鋳造され1両の額面の小判です。 慶長小判と同形式で正徳小判とも類似しますが、裏面の花押が慶長のものと比較して小さく、表の「光次」の「光」の末画と「次」の第四画が離れ、いわゆる「離光次」のものが享保小判です。
現在でも有名な佐渡の金座で鋳造されたものもあり、それらの裏面には「佐」の極印があり、「佐渡小判」あるいは「佐字小判」と呼ばれる。佐渡小判は小判師の験極印、さらに吹所の験極印の組み合わせが「筋」「神」、「利」「神」、「高」「神」、「又」「神」に限られる。また、裏面右下に「弘」または「久・」の極印が打たれたものが存在しますが、この極印の意味については現在のところ未解明のようです。
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